カードローンとキャッシングの違いとは?共通点や使い分け方を紹介

この記事の監修者

賀川 浩一

元バンク・オブ・アメリカ日本における代表者兼東京支店副支店長

賀川 浩一

元バンク・オブ・アメリカ日本における代表者兼東京支店副支店長。現在は某イギリス系大手金融機関の日本における業務統括責任者。大学卒業後シティバンク、エヌ・エイ東京支店へ入社し、その後現在に至るまで、外資系金融機関やコンサルティング会社の業務・管理・企画部門においてCxO等の要職を歴任。様々な金融領域におけるグローバルな経験や知識を活かし、外資系金融会社の国内における発展に寄与。

カードローンとキャッシングの違い

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「カードローンとキャッシングはどう違うの?」と疑問を抱く人も多いでしょう。一般的にキャッシングと言えば、クレジットカードでのキャッシングを主として指しています。

カードローンとキャッシングには、借入限度額や金利などに違いがあるため、それらを理解しておかなければなりません。なぜなら、必要な金額を借りられなくなる可能性があるからです。

この記事では、カードローンとキャッシングの違いや共通点、使い分けるポイントを解説します。ご自身の状況に合ったサービスを選択したい人は、ぜひご一読ください。

カードローンとキャッシングの4つの違い

カードローンとキャッシングには、主に「メインとなるサービス」「金利」「利用限度額」「返済方法」の4点に違いがあります。具体的には以下のとおりです。

項目カードローンキャッシング
メインとなるサービス借入のみに使えるクレジットカードに付帯される機能のひとつ
金利上限と下限の差が大きい上限と下限の差が小さい
利用限度額概ね500万円~800万円100万円
返済方式リボルビング方式一括返済(1回払い)
リボルビング方式
カードローンとキャッシングにおける相違点

カードローンやクレジットカードは、急な出費があるときに便利なサービスですが、特徴にいくつかの違いがあります。利用を検討する際には、両者の相違点を理解しておきましょう。

メインとなるサービスの違い

カードローンとキャッシングは、それぞれメインとなるサービスが異なります。

カードローンは、銀行や消費者金融などが提供する、個人に対する借入に特化したサービスです。クレジットカードのように、商品やサービスの支払には利用できません。 

クレジットカードは、商品やサービスの支払いがメインとなります。キャッシングは、クレジットカードに付帯される借入機能です。キャッシングは自動的に設定されるサービスではなく、別途申込が必要です。

金利の違い

カードローンは、上限金利と下限金利との差が大きい点が特徴的です。まずは銀行・消費者金融カードローンの金利を確認してみましょう。

カードローン金利
みずほ銀行カードローン年2.0%~年14.0%
三井住友銀行カードローン年1.5%~年14.5%
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」年1.8%〜年14.6%
プロミス年4.5%~年17.8%
アイフル年3.0%~年18.0%
アコム年3.0%~年18.0%
銀行・消費者金融カードローンの金利一覧

※2023年11月現在の金利です。

金融機関によっても金利に違いがあり、銀行カードローンは消費者金融に比べて低く設定されています。

なおキャッシングの金利は概ね年15.0%~年18.0%の範囲で、上限金利と下限金利との差が小さいことが一般的です。クレジットカードのキャッシングに適用される金利も確認してみましょう。

クレジットカードキャッシングの金利
三井住友カード (NL)年15.0%~年18.0%
JCBカード(一般カード)年15.0%~年18.0%
三菱UFJカード(一般カード)年14.94%~年17.94%
クレジットカードのキャッシング金利

※2023年11月現在

賀川 浩一

元銀行員・賀川

カードローンやクレジットカードの金利は、下限金利は最も大きな利用限度額に適用され、上限金利は最も小さな利用限度額に適用される傾向にあります。利用限度額の違いが、金利に影響を与えています。

法律により金利の上限はどちらも20%まで

カードローンやクレジットカードの金利は、提供する会社によって違いがありますが、「利息制限法」と「出資法」の2つの法律で規制されています。

利息制限法、出資法とは

融資の上限を超えた金利が無効になるように定めた法律で、上限は借入金額に応じて年15%~20%の範囲に定められています。また、「出資法」では上限金利が20%に制限されています。また、「出資法」では上限金利が20%に制限されています。

借入金額上限金利
10万円未満年20.0%
10万円~100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%
利息制限法の最大金利

上限金利は、借入金額が高くなるほど低くなるように設定されています。この法律により、各社は上限金利の範囲で適用する金利を借入金額に応じて設定しています。
引用:e-GOV法令検索「第一条(利息の制限)|利息制限法

賀川 浩一

元銀行員・賀川

利息制限法に違反した貸金業者は行政処分の対象となり、上限を超えた金利は無効となります。過去に払い過ぎた利息がある場合は、貸金業者などに対して返還請求が可能です。また、出資法では上限を超えた貸付は刑事罰の対象となります。

利用限度額の違い

カードローンの利用限度額は、各社によって異なりますが、概ね500万円~800万円の範囲内となることが一般的です。

カードローン利用限度額(最大)
みずほ銀行カードローン800万円
三井住友銀行カードローン800万円
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」500万円
アイフル800万円
アコム800万円
プロミス500万円
カードローンの利用限度額

一方でキャッシングは、あくまでもクレジットカードに付帯されるサービスであり、利用限度額は100万円程度に設定されています。

クレジットカード会社利用限度額(最大)
三井住友カード (NL)100万円
JCBカード(一般カード)100万円
三菱UFJカード(一般カード)100万円
キャッシングの利用限度額

ただし、いずれも年収や他社の借入状況などによって決まるため、実際に借入できる金額は上記の利用限度額より低くなる場合があるので注意しましょう。

返済方式の違い

カードローンとキャッシングでは、返済方式にも違いがあります。

カードローンでは「リボルビング方式」が一般的です。キャッシングでは「一括返済(1回払い)」や「リボルビング方式」などがあり、返済方式から選べる点が異なります。

カードローンキャッシング
リボルビング方式毎月の返済金額を「借入残高」もしくは「借入残高+利息」に対する一定の割合を乗じた額を支払う毎月の返済金額を「借入残高」もしくは「借入残高+利息」に対する一定の割合を乗じた額を支払う
一括返済
(1回払い)
返済回数やタイミングは任意翌月に一括して支払う
ボーナス一括払い返済回数やタイミングは任意翌ボーナス時期に一括して支払う
分割払い返済回数やタイミングは任意完済までの回数や返済額を決めて支払う

分割払いに、ボーナス払い(ボーナス時期に増額)を併用できる

自分に合った返済方式を選べるのは、カードローンにはないキャッシングならではのメリットといえます。

キャッシングを利用する際は、どのような返済方式を選択できるのかを事前に確認しておきましょう。

引用:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットの支払方式の種類

カードローンとキャッシングにおける3つの共通点

カードローンとキャッシングの共通点

カードローンやキャッシングは利便性に長けており、万一の備えとしての借入手段に適しています。ただし、便利だからと安易に借入せず、本当に必要な借入なのかを十分に検討しましょう。

原則として資金使途が自由

カードローンとキャッシングは、原則として資金使途に制限がありません。

2022年に公表された日本貸金業協会の調査によると、カードローンやクレジットカードで借入をおこなった際の使い道は下表の通りです。

資金使徒割合
趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む)36.7%
食費23.5%
外食などの遊興費16.5%
家賃の支払い(住宅ローンを除く)14.5%
医療費13.3%
水道・光熱費10.0%
納税・納付などの支払い9.9%
医療費9.5%
自動車の購入費(車検整備費などをを含む)9.4%
ギャンブル7.2%
カードローンやクレジットカードの借入の使途

引用:日本貸金業協会「資金需要者等の借入意識や借入行動等に関する調査結果報告

賀川 浩一

元銀行員・賀川

ただし、どちらも事業資金としての利用は不可であるケースが多くなっています。借入目的が事業資金である場合は、個人事業主もしくは法人を対象としたローン商品の選択を検討しましょう。

利用限度額内なら繰り返し借入可能

カードローンとキャッシングは、利用限度額内であれば返済途中であっても繰り返し借入可能です。そのため、借入の都度審査を受ける必要はありません。

利便性の高さが魅力である一方で、無計画な借入を繰り返すと返済期間の長期化や滞納の原因となります。あらかじめ完済までの見通しを立てたうえで利用しましょう。

担保や保証人が不要

カードローンとキャッシングは、担保や保証人不要で申込できます。

たとえば「有担保ローン」と呼ばれる商品では、融資の対象となる物件や土地、財産などの担保が必要です。返済できなくなった場合、担保を金融機関に引き渡して未払い分と相殺される仕組みになっています。

一方でカードローンやキャッシングは、担保や保証人を立てる必要のない「無担保ローン」と呼ばれる商品に分類されます。申込から借入まで気軽にできる反面、有担保ローンと比べて金利が高く設定され、借入金額が小さくなる傾向にあります。

カードローンとキャッシングを使い分けるポイント

商品の選び方の注意点

カードローンとキャッシングを上手に使い分けるには、以下2つのポイントが重要になります。

  • 何度も借入を利用する予定であるか
  • 既にクレジットカードにキャッシング枠が設定してあるか

結論から申し上げると、前者ならカードローン、後者ならキャッシングの利用が適しています。その理由について以下で詳しく解説します。

繰り返し何度も利用したいときはカードローン

繰り返し何度も利用したいときは、利用限度額が大きく、金利を抑えられるカードローンが向いています。何度も利用していると、クレジットカード付帯のキャッシングではすぐに利用限度額に達してしまう可能性があるからです。

カードローンによっては、30日など一定期間利息が無料になる商品もあり、支払総額を抑えられます。ただし、申込から借入までの所要日数や上限金利が異なるため、あらかじめご自身に合っているかを確認しておきましょう。

ここでは、サービスが充実している消費者金融カードローンのほか、低金利で借りられる銀行カードローンを紹介します。

カードローン金利利用限度額
auじぶん銀行「じぶんローン」年1.38%〜年17.4%800万円
三井住友銀行カードローン年1.5%~年14.5%800万円
プロミス年4.5%~年17.8%500万円
アコム年3.0%~年18.0%800万円
カードローン一覧

※2023年11月現在の金利です。

auじぶん銀行「じぶんローン」

auじぶん銀行じぶんローン
金利(実質年率)
■通常:1.48%~17.5%
■カードローンau限定割 誰でもコース:1.38%~17.4%
■カードローンau限定割 借り換えコース:0.98%~12.5%
借入限度額
■通常、カードローンau限定割 誰でもコース
10万円以上800万円以内
■カードローンau限定割 借り換えコース
100万円以上800万円以内
融資スピード
最短即日

auじぶん銀行「じぶんローン」は、申込時にau IDを持っている人にはau限定割が適用され、金利面で優遇されるカードローンです。

  • 最大年0.5%金利優遇
  • 借り換えコース:年0.98%〜年12.5%
  • 誰でもコース:年1.38%〜年17.4%

※2023年11月現在の金利です。

auじぶん銀行に口座がある場合は、営業時間内に申込手続きをおこなうことで、最短即日で振込融資が受けられます。ただし、申込内容に不備があったり、営業時間終了間際に申込したりすると、翌営業日扱いになる可能性もあります。

振込融資に関するご相談は、会員ページもしくはローンセンターへ受付時間内に電話をお願いします。

受付時間
平日9:00~20:00
土日祝9:00~17:00
※12月31日~1月3日を除く
auじぶん銀行ローンセンター

また、auじぶん銀行は以下の提携ATMなら手数料0円でご利用いただけます。借入や返済も1,000円単位で可能なので、au IDをお持ちで借入を検討している人に最適なローン商品と言えるでしょう。

  • 三菱UFJ銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • イーネットATM
  • ゆうちょATM

auじぶん銀行「じぶんローン」を利用するメリット

  • 金利優遇サービスがある
  • 最短即日で融資を受けられる
  • 提携ATMは手数料が0円
  • 1,000円単位で借入・返済できる

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローン
金利(実質年率)
年1.5~14.5%
借入限度額
10万円~800万円
融資スピード
最短当日※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。

三井住友銀行カードローンの金利は、利用限度額に応じて年1.5%〜年14.5%が適用されます。上限金利が一般的な消費者金融の18.0%と比較して、3.5%低くなっているのが特徴です。

利用限度額金利
100万円以下年12.0%〜年14.5%
100万円超 200万円以下年10.0%〜年12.0%
200万円超 300万円以下年8.0%〜年10.0%
300万円超 400万円以下年7.0%〜年8.0%
400万円超 500万円以下年6.0%〜年7.0%
500万円超 600万円以下年5.0%〜年6.0%
600万円超 700万円以下年4.5%〜年5.0%
700万円超 800万円以下年1.5%〜年4.5%
三井住友銀行カードローン金利一覧

※2023年11月現在の金利です。

さらに三井住友銀行カードローンは、以下のATMなら手数料0円で利用できます。金利と手数料の両方の利便性を求める人にとって、最適な条件が揃っていると言えるでしょう。

  • 三井住友銀行ATM
  • イーネットATM
  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • ゆうちょ銀行ATM
  • 三菱UFJ銀行ATM

※時間外手数料もかかりません。

三井住友銀行カードローンを利用するメリット

  • 上限金利が年14.5%
  • 全国の三井住友銀行ATM・提携ATMの手数料が完全無料
  • 普通預金口座がなくても申込可能
  • 普通口座があればキャッシュカードで借入可能
  • 毎月2,000円から返済可能

プロミス

プロミス
金利(実質年率)
4.5~17.8%
借入限度額
500万円
融資スピード
最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

プロミスは、消費者金融の中では、上限金利が17.8%と低めに設定されています。他の大手消費者金融との金利比較は以下のとおりです。

消費者金融名上限金利
プロミス年17.8%
アイフル年18.0%
アコム年18.0%
SMBCモビット年18.0%
レイク年18.0%
プロミス金利比較

わずか0.2%であっても、借入金額や期間によっては支払総額を節約できる可能性があります。

また、初めての利用者限定で「初回借入日の翌日」から30日間の利息0円サービスが提供されます。借入までの期間はカウントされないため、急な出費に備えて契約しておくのも良いでしょう。

プロミスを利用するメリット

  • 最短3分で融資を受けられる
  • 上限金利が他の消費者金融よりも0.2%低い17.8%に設定されている
  • 初回借入の翌日から30日間の利息が0円
  • 自宅や勤務先への電話確認が原則実施されない

アコム

アコム
金利(実質年率)
3.0~18.0%
借入限度額
800万円
融資スピード
最短20分
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコムは最短20分での融資が可能であるほか、以下のようなプライバシーへの配慮もなされているので、借入を知られたくない人でも安心して申込できます。

  • 原則、勤務先へ勤務実態を確認する電話連絡なし
  • カードレスで契約すれば自宅への郵送物がない
  • 公式アプリ「myac」が利用可能

なおインターネット申込に不安がある場合は、オペレーターと画面を共有して手続きのサポートが受けられるサービスも提供されています。不明な点を相談しながら、確実に手続きを完了できるのもポイントです。

さらに初めての利用者限定で、契約の翌日から30日間の利息が0円になるサービスが適用されます。ただし契約日の翌日から適用されるため、すぐに借入する予定のない場合は無利息期間を活用できない可能性があるため注意しましょう。

アコムを利用するメリット

  • 最短20分で融資を受けられる
  • プライバシーの配慮が行き届いており、借入を知られたくない人でも安心
  • 契約の翌日から30日間の利息が0円
  • 申込から借入までWEB完結に対応している
  • 楽天銀行の口座をお持ちなら、受付完了から10秒程度で振込融資を受けられる

キャッシング枠を設定済みならクレジットカード

既存のクレジットカードにキャッシング枠が設定されているのであれば、すぐにお金が借りられます。

ただし、キャッシング枠はショッピング枠と共有されているため、ショッピング利用が多いと必要な金額を借りられない可能性があります。キャッシングする前に、カード会社の会員ページでの確認が大切です。

キャッシング枠の仕組み

キャッシングとショッピングのどちらを日常的に使うのかを検討したうえで、買物での支払いが多いようであれば、カードローンの利用を検討しましょう。

申込当日にキャッシングするならACマスターカード

クレジットカードの申込当日にキャッシングするなら、アコムが提供するACマスターカードも選択肢となるでしょう。契約後アコムの無人店舗でカードを発行し、併設されたATMで借入可能です。海外で利用する場合、「cirrus」マークが付いているATMから現地通貨を借りられます。

ACマスターカードの概要を確認しましょう。

利用限度額金利返済方式
300万円※年10.0%~年14.6%リボルビング方式
ACマスターカードの概要

※クレジットカードとカードローンの利用合計の上限は800万円までとなっています。

一般的なクレジットカードに比べ、利用限度額が高めに設定されています。カードローンの機能が付いたクレジットカードを利用したい人は検討してみましょう。

カードローンやクレジットカードに関するよくある質問

  • Q
    カードローンやクレジットカードは誰でも申込できますか?
    A
    利用条件をクリアする必要があります。

    カードローンやクレジットカードには、年齢や安定した収入といった申込条件があります。
    利用条件は、各社により細やかな相違点があるので、公式サイトなどでご確認ください。
  • Q
    銀行カードローンを申し込むとき、保証人が必要ですか?
    A
    保証人は不要です。

    ただし、銀行が指定する保証会社の保証を受けなければなりません。過去に銀行が指定する保証会社が借主に変わって借入金の返済(代位弁済)をおこなった経験があるなど、保証会社の審査が通らない可能性があると銀行自体の審査が通過できない可能性があります。
  • Q
    カードローンやクレジットカードに適用される金利はどのように決まりますか?
    A
    契約内容や審査結果に応じて決まります。

    適用される金利は、契約内容や審査結果に応じて適用されるため、各申込者によって異なります。初めての契約する場合は、上限金利が適用されると理解しておくと良いでしょう。

まとめ

カードローンとキャッシングは、使用目的に制限がない・利用限度額以内での借入は繰り返し可能・担保や保証人が不要、といった共通点があります。一方で、サービスの内容には以下4つの大きな違いがあるため、事前に内容を把握しておきましょう。

カードローンキャッシング
メインとなるサービス借入のみに使えるクレジットカードに付帯する機能のひとつ
金利上限と下限の差が大きい上限と下限の差が小さい
利用限度額概ね500万円~800万円100万円
返済方式リボルビング方式一括返済(1回払い)
リボルビング方式
カードローンとキャッシングの違い

いずれも利便性の高さが魅力ですが、どちらを利用するかは状況によって異なります。

  • 繰り返し何度も利用したいときはカードローン
  • キャッシング枠を設定済みならクレジットカード

カードローンとクレジットカードの違いを把握して、ご自身のニーズに合ったサービスを賢く利用しましょう。現段階で複数回の借入を考えている人は、プライバシーの配慮が行き届いた「アコム」や、初回借入日の翌日から無利息期間が適用される「プロミス」といった消費者金融をご検討ください。

借入申込をする際は、事前に返済シミュレーションなどで具体的な返済計画を立てて、滞納などのトラブルが起こらないように準備しておきましょう。