フリーローンの審査に通るコツは?落ちた時の対処法も解説

この記事の監修者

家計の相談・マネーセミナー講師・CFP

金子 賢司

FPの最上級資格CFP資格保有者。立教大学法学部卒業後、東証一部上場企業に入社。その後、保険業界に転身し、ファイナンシャルプランナー(ファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司)として活動中。現在は個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターもしている。

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銀行などの金融機関が提供する個人向けの融資商品の1つに、フリーローンがあります。

目的は自由、という意味で「フリー」と名前についていますが、利用にあたっては審査が必須です。

今回の記事では、フリーローンの審査に通るためのポイントと、万が一通過できなかった場合に利用できる、お金を借りる方法について解説します。

フリーローンとは

フリーローンは借りたお金を自由に使える

フリーローンとは

資金用途が自由である点はカードローンやクレジットカードキャッシングと変わりませんが、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能とは異なり、一括で現金を借入します。

一般的には、以下の目的で使われる場合が多いです。

フリーローンの利用目的の例

  • 家具、家電を購入する
  • 旅行代金に充てる
  • 結婚式の費用に充てる
  • 引っ越し資金にする

FP金子

フリーローンは金融機関によっては「多目的ローン」と呼ばれることもあります。

フリーローンのメリット・デメリット

フリーローンは比較的金利が低いことがメリットとして挙げられます。

個々の商品によっても差はありますが、一般的な相場は年2.0%~15.0%程度です。

一方、フリーローンは必要な資金を一括で借入する設計の商品であるため、すぐに追加での借入ができません。

もし、追加で借りたいとなった場合は、再度審査を受ける必要があり、時間がかかってしまいます。

カードローンとの違い

同じく個人向けの使用目的が自由な融資商品としてカードローンが挙げられます。

カードローンは専用のローンカード(キャッシュカードやアプリのケースもある)を使って借入し、期日までに返済するのが基本的な仕組みです。

フリーローンとカードローンの違いを下記の表にまとめたので、参考にしてください。

項目フリーローンカードローン
金利比較的低め比較的高め
借入可能回数1回限り利用限度額の枠内であれば無制限
融資実行までの所要時間数日~数週間最短即日
返済計画比較的立てやすい比較的立てにくい
返済期間契約時に決まる利用状況に応じて変化する
借入限度額(融資限度額)比較的高めに設定される傾向フリーローンよりは低め
各種手数料あり原則なし
フリーローンとカードローンの違い

フリーローンの利用が向いている人

フリーローンとカードローンの説明を聞いて、「自分はどっちを使うべきなのだろう」と迷われる方もいると思います。

フリーローンは以下に該当するような方に向いてるサービスといえるので、当てはまる場合は利用を検討してみてください。

フリーローンの利用が向いている人の特徴

  • 借りすぎが心配な人
  • 返済額を抑えたい人

借りすぎが心配な人

フリーローンは契約時に借入額および返済期間が決まり、追加での借入はできません。

カードローンのように利用限度額の枠内で何度も借りられるわけではないので、借りすぎが心配な人にはフリーローンのほうが向いているでしょう。

返済額を抑えたい人

カードローンと比べると、フリーローンの金利は低めです。

金利が低いため、毎月の返済額および総返済額は少なくなります。

そのため、返済額を抑えたい人にも、カードローンよりフリーローンのほうが向いているでしょう。

フリーローンの審査で見られる4つのポイント

フリーローンの審査でみられる項目

フリーローンの審査においては、さまざまな情報をもとに、申込をした人の支払能力があるかが多角的にチェックされます。

主なチェックポイントは以下の4つです。

フリーローンの審査におけるチェックポイント

  1. 申込条件を満たせているか
  2. 属性情報はどうなっているか
  3. 信用情報に傷がないか
  4. 他社でどれくらいのお金を借入しているか

1:申込条件を満たせているか

フリーローンを含め、個人向けの小口融資商品を利用する際は、申込条件を満たせているかが重要です。

具体的な申込条件は会社によって異なりますが、以下の事項についてはかならずチェックが入ると考えましょう。

必ずチェックが入る部分

  • 年齢
  • 安定継続した収入の有無
  • 住所(日本国内に居住しているか)

18歳以上か20歳以上かは扱いが異なる

2022年4月1日から改正民法が施行され、成年年齢がこれまでの20歳から18歳までに引き下げられました。

これにより、法律上は18歳になれば、保護者(法定代理人)の同意がなくても契約を結ぶことが可能です。

理論上は18歳になればフリーローンも問題なく契約できますが、実際に申込ができるかは各社によって扱いが異なります。

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「継続安定した収入があれば18歳からでも可」とする場合もあれば、「満20歳以上」とする場合もあるので、事前にホームページなどで確認しましょう。

2:属性情報はどうなっているか

属性情報とは

年齢や年収・勤務先など、本人の返済能力に関わる個人情報のことを指します。カードローンやクレジットカードの限度額を決める際にも属性情報が用いられます。

属性情報は現在の仕事の状況に関する情報と考えましょう。

基本的にには、以下の3つを属性情報として申告することになります。

属性情報として申告するもの

  • 収入の高さ
  • 勤続年数
  • 雇用形態

収入の高さ

収入は高いほど審査では有利になります。

なぜなら、収入が高ければ、毎月の収入から最低限必要な生活費を除いた部分が多くなる以上、返済に回す余裕も多くなると考えられるためです。

ただし、毎月安定継続した収入があるかも同様に重視されます。

収入が高いといっても、フリーランスや自営業のように月によってばらつきがある場合、会社員や公務員のように毎月安定収入が入ってくるケースに比べると不利になりがちなので気をつけましょう。

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実際の審査においては収入と借入希望額のバランスもチェックされます。収入が高くなくても毎月安定した収入があり、借入希望額もそう高くなければ、審査に通る可能性は高くなるでしょう。

勤続年数

勤続年数は長ければ長いほど有利になります。

安定した収入が得られている上に、長期での勤務が可能な環境で働いているため、離職のリスクも低いと考えられるからです。

もちろん、勤続年数が短いからといってかならず審査に通らないわけではありません。

ただし、不利になる可能性は否めないので、できれば申込のタイミングを転職から1年後以降にしたほうが無難でしょう。

一般的に、転職したてから一定期間は試用期間として扱われます。

会社によっても試用期間はさまざまですが、1年を超えるケースはほとんどありません。

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1年以上経っているなら金融機関の担当者にも「本採用に至っているはず」ととらえてもらえる可能性が高くなります。

雇用形態

雇用形態に関しては、正社員(民間企業の場合)、正規職員(官庁、地方自治体などの公的機関の場合)がもっとも有利とされています。

正社員、正規職員を解雇するには法律上さまざまな制約が設けられているため、金融機関の担当者からは、よほどのことがなければ毎月安定継続した収入を得られるという認識を持たれやすいのが実情です。

一方、パート・アルバイト、契約社員、派遣社員などは正社員、正規職員に比べると、フリーローンの審査においては不利といえます。

なぜなら、自営業やフリーランスは安定継続した収入が得られるかは未知数の部分があるためです。

自営業やフリーランスの方は、源泉徴収票などを持参して、安定した収入があることを証明できれば、審査に通る確率は上がるでしょう。

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実際のところは正社員、正規職員以外であっても、フリーローンの審査に通っている人はいます。あくまで「審査においてチェックされる1つの要素」程度に考えましょう。

3:信用情報に傷がないか

信用情報に傷がないかもチェックされます。

信用情報とは

クレジットカードやローンの利用に関する情報のことで、契約内容や過去の支払状況など客観的な取引事実が登録されています。なお、返済に遅れた場合は最低5年は信用情報として登録されます。

フリーローンの審査では、金融機関の担当者がデータベースにアクセスし、利用希望者の信用情報をチェックします。

過去に、延滞・滞納や強制解約、債務整理など支払能力に重大な疑義を及ぼすトラブル(金融事故)が登録されていた場合、審査に通るのは難しくなるでしょう。

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何ら身に覚えがないなら特に問題ありませんが、過去に利用したローンサービスで延滞・滞納をした経験がある人は注意しましょう。

4:他社でどれくらいのお金を借入しているか

他社から借りている金額が低ければ低いほど、審査においては有利になります。

理由として挙げられるのは以下の2点です。

審査において有利になる理由

  • 経済的に困窮していないと思われやすい
  • 返済負担率が低くなり、延滞・滞納のリスクも上がらない

経済的に困窮していないと思われやすい

他社からの借入金額が多い場合、金融機関の担当者は「なぜ、そんなに借入金額が多いのか」に関して疑問を持つはずです。

背景に経済的に困窮している=お金に困っていることがある場合、延滞・滞納の可能性も出てくるため、融資の可否の判断にも慎重になります。

返済負担率が低くなり、延滞・滞納のリスクも上がらない

返済負担率とは

年収に占める年間返済額の割合を返済負担率と言います。

返済負担率があまりに大きくなってしまうと、延滞・滞納のリスクが上がるため、金融機関の担当者も警戒せざるを得ません。

フリーローンの審査に落ちた際の対処法

フリーローンの審査に落ちた場合、他の方法でお金が借りられないか考える必要があります。

ここでは、以下の2つの方法を紹介します。

フリーローンの審査に落ちた際の対処法

  • カードローンを利用する
  • クレジットカードのキャッシング機能を使う

カードローンを利用する

カードローンとは

ローン専用のカードやアプリを使って借入ができる商品です。ATMから現金を引き出す方法と、WEBやアプリから振込を依頼する方法などで借入ができます。

カードローンはフリーローンと同様、借りたお金を自由に使えます。

カードローンは大きく分類すると、消費者金融と銀行に分かれます。

消費者金融カードローン融資までの速度が早くて最短即日融資にも対応している
銀行カードローン金利が低めに設定されているため利息を抑えられる
カードローンの分類および特徴

それぞれに特徴があるため、自分に合った商品を選ぶ必要があります。

初めてカードローンを利用する方に向けて、多くの人に利用されている銀行カードローンと消費者金融カードローンを3つずつ紹介するので、参考にしてください。

多くの人に利用されているカードローン

  1. アイフル(消費者金融)
  2. プロミス(消費者金融)
  3. レイク(消費者金融)
  4. 三井住友銀行カードローン (銀行)
  5. みずほ銀行カードローン(銀行)
  6. 三菱UFJ銀行 バンクイック(銀行)

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カードローンもフリーローン同様に借りたお金を自由に使えます。ただ、利用限度額内であれば何度も借入できてしまうという便利さゆえに、必要以上の金額を借りてしまう方もよくいます。
返済する時に困らないように、利用限度額は必要最低限にするとよいでしょう。

①アイフル

アイフル
金利(実質年率)
3.0~18.0%
借入限度額
800万円
融資スピード
最短20分

アイフルの特徴

  1. 電話による在籍確認は原則として行わない
  2. Web申込であれば最短25分融資も可能
  3. 24時間365日即時振込

アイフルは全国展開を行う日本でも最大級の消費者金融の1つです。他の大手消費者金融の場合、銀行のグループ企業である場合が多いですが、アイフルはそのようなグループには属しておらず、独立しています。

アイフルの特徴として、電話による在籍確認を原則として行わない点が挙げられます。そのため、勤務先に連絡されたくない方に選ばれているカードローンとなっています。

何らかの理由で書類の精査による在籍確認に不足があった場合は電話がかかってくるため「100%かかってこない」とは断言できません。

審査スピードの速さも、アイフルの評価すべき点です。Web申込であれば、最短25分で融資が可能なので、急いでいる方の強い味方となってくれます。

また、審査に通り融資が受けられる場合は、24時間365日即時振込に対応しています。ただし、システムメンテナンスの時間帯や、一部金融機関では対応していない場合もあるので事前に確認しましょう。

②プロミス

プロミス
金利(実質年率)
4.5~17.8%
借入限度額
500万円
融資スピード
最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

プロミスの特徴

  1. 電話による在籍確認は原則として行わない
  2. 生体認証サービス付きのアプリで借入ができる
  3. 三井住友銀行ATMなら手数料が無料

プロミスは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営する消費者金融のブランド名です。名前からもわかるように、三井住友銀行を中心とするSMBCグループの一員となっています。プロミスも、先に紹介したアイフルと同様、電話による勤務先への在籍確認を行わない旨を明らかにしています。

ただし、審査の結果次第では勤務先に電話がかかってくる場合もある点には留意しましょう。在籍確認の電話は個人名でかかってくるため、電話を取った人には「プロミスからの電話である」とは分かりづらくなっています。

プロミスでは、公式アプリを利用してセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMから借入が可能です。その際、あらかじめ生体情報(指紋・声・顔)を登録すれば、パスワードや暗証番号を入力せずにログインできます。

パスワードや暗証番号とは違い、不正利用されるリスクがはるかに低いため、設定しておくと良いでしょう。

③レイク

【PR】レイク
金利(実質年率)
4.5~18.0%
借入限度額
500万円
融資スピード
WEBなら最短25分融資

レイクの特徴

  1. 無利息が選べる
  2. Webからの申込であれば最短25分で融資可能
  3. Web返済サービスが使える

新生銀行の子会社である、消費者金融の新生フィナンシャル株式会社が提供する個人向け小口融資のサービス名です。初回利用の顧客に対し無利息期間を設けている消費者金融はたくさんありますが、レイクも例にもれません。

レイクの場合、以下の2つのパターンから無利息を選べます。

レイクの無利息

  • WEB申込で限度額が200万円以内なら、初回契約日から60日間無利息
  • 限度額のうち5万円までなら、初回契約日から180日間無利息

利用限度額が200万円を超える場合は、契約日の翌日から30日間は無利息期間として扱われます。

Webから申込した場合の手続きの速さにも定評があります。平日は21時、日曜日は18時までに契約手続き(審査、必要書類の確認含む)が完了すれば、最短25分で融資が可能となります。

対応している金融機関を利用し、かつ、メンテナンス時間帯でなければ、当日中に振り込んでもらえるので急にお金が必要になったときにも役立つでしょう。また、レイクではWeb返済サービスといって、インターネットバンキングを利用した返済ができます。

④三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンの特徴

  1. 三井住友銀行の普通預金口座がなくても利用可能
  2. 手数料無料で使えるATMが多い
  3. 審査回答日が最短当日

日本を代表する都市銀行の1つ・三井住友銀行でもカードローンを提供しています。通常の銀行カードローンは、その銀行の口座を持っていないと申込できない場合がほとんどです。

しかし、三井住友銀行カードローンは三井住友銀行の普通預金口座がなくても利用ができます。そのため、無駄に口座を増やす必要がありません。

また、手数料無料で利用できるATMが多いのも特徴の1つです。以下のATMであれば、手数料無料で借入、返済ができます。

手数料を無料で利用できる提携先ATM一覧

  • 三井住友銀行ATM
  • E-net(イーネット)ATM
  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • 三菱UFJ銀行ATM(店舗外ATMのみ)

銀行カードローンならではの事情として、反社チェックが必要となるため即日融資が難しいのですが、三井住友銀行カードローンは、銀行カードローンではあるものの、審査回答日が最短当日なのも特徴です。

⑤みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローン
金利(実質年率)
2.0~14.0%
借入限度額
800万円
融資スピード
最短翌営業日

みずほ銀行カードローンの特徴

  1. キャッシュカードでカードローンが利用できる
  2. オンライン完結で申込可能
  3. 条件を満たせば一定回数はATM利用手数料が無料

日本全国に支店を構える大手都市銀行・みずほ銀行でもカードローンを扱っています。みずほ銀行の口座を既に持っている場合、キャッシュカードを使ってカードローンの借入が可能です。

別個ローンカードを持つ必要がないため、審査に通過し、必要書類の登録が済んだらすぐに使い始められます。また、みずほ銀行カードローンは、同行の口座を持っている場合はもちろん、持っていない場合でもオンライン完結で申込可能です。

ただし、みずほ銀行の口座を持っていない場合で、できるだけ早めにカードローンを使い始めたい場合は、最寄りの店舗に出向く必要があります。なお、みずほ銀行には顧客優遇プログラムとして「みずほマイレージクラブ」があります。

カードローンの利用も対象になっているため、みずほダイレクト(インターネットバンキング)の初回登録を済ませれば、コンビニATM(イーネット)の時間外・利用手数料が月3回まで無料になります。みずほ銀行、イオン銀行のATMについては、無制限で時間外手数料が無料になるため非常に便利です。

⑥三菱UFJ銀行 バンクイック

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
金利(実質年率)
1.8%~14.6%
借入限度額
500万円
融資スピード
最短翌営業日

三菱UFJ銀行カードローンの特徴

  1. 最小返済額は月1,000円から
  2. 利用手数料・時間外手数料が無料になるATMが多い
  3. Web完結で土日でも申込可能

日本の一大金融グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループの中心企業である三菱UFJ銀行でもカードローンを提供しています。三菱UFJ銀行カードローンの特徴として、最小返済額が月1,000円からに設定されていることが挙げられるでしょう

返済期日の3営業日前にはメールで通知が届く設定にもできるため、払い忘れも防げる工夫もされています。また、利用手数料・時間外手数料が無料になるATMの多さも特筆すべきでしょう。

専用ローンカード「バンクイックカード」を使えば、以下のATMからの借入にあたっての利用手数料・時間外手数料が無料になります。

手数料無料で利用できるATM

  • 三菱UFJ銀行ATM
  • E-net(イーネット)ATM
  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行ATM

申込はWebで完結できるため、三菱UFJ銀行の店舗に出向く必要もありません。もちろん、24時間、土日でも申込可能です。

クレジットカードのキャッシング機能を使う

普段使っているクレジットカードにキャッシング機能がついているなら、それを使ってお金を借りても構いません。

ただし、カードローンに比べると金利は高めに設定されている点に注意が必要です。

また、キャッシング機能がついていない場合は、新規で申込をしなくてはいけません。

クレジットカードの発行会社や種類によっても申込方法が異なるため確認しましょう。審査を行い、問題がなければキャッシング機能が利用できるようになります。

フリーローンの審査から契約までの手順

フリーローンの契約までの流れ

フリーローンの申込から審査、契約までの一連の流れを理解しておき、申込みの時に役立ててください。

1:申込

最初に、利用したいフリーローンを選び、申込をします。

金融機関によっても利用できる申込方法は異なりますが、一般的には次のいずれかを用いると考えましょう。

フリーローンの申込方法の例

  • Web
  • ローン契約機
  • 電話
  • 店頭

なお、年齢によって利用できる申込方法が異なるケースもあります。

たとえば、みずほ銀行の場合、満18歳以上であればフリーローン(みずほ銀行多目的ローン)への申込自体は可能です。

満18歳から満20歳未満の場合は、みずほ銀行店舗での申込が必須となっています。

参照:みずほ銀行「みずほ銀行多目的ローン」

2:仮審査

金融機関によっては、フリーローンの申込にあたって仮審査を設けているケースがあります。

申込をする人の支払能力を簡易的に調べ、フリーローンを利用するに十分な条件を満たしているかを判定するためです。

そのため、以下に列挙するような基本的な情報がまずチェックされると考えましょう。

フリーローンの仮審査でチェックされる情報の例

  • 年齢
  • 住所
  • 勤務先
  • 雇用形態(フリーター、個人事業主、主婦などはNGの場合もある)
  • 年収
  • 家族構成
  • 住居(持ち家か賃貸か)
  • 他社での借入額

3:必要書類の提出

仮審査に通過したら、本審査に備えて必要書類を提出します。

フリーローンを利用する上で、本人確認書類は必須です。

金融機関によって扱いに多少の差がありますが、一般的には以下のものが利用できます。

本人確認書類として利用できる書類の例

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード
  • 在留カード(外国籍の場合)
  • 特別永住者証明書(外国籍の場合)

また、借入額が一定額以上(目安は50万円以上)の場合、収入証明書も必要になります。

一般的には、以下のものが利用可能です。

本人確認書類として利用できる書類の例

  • 住民税決定通知書
  • 課税証明書
  • 源泉徴収票
  • 確定申告書

4:本審査

フリーローンの本審査では、以下の項目がチェックされます。分かりやすくするために表にまとめました。 

審査項目詳細内容
勤務先民間企業の場合は会社規模が大きいほど有利。倒産リスクが低いという意味では、中央官庁、地方自治体などに勤務する公務員も有利。
勤務形態正社員が有利ではあるものの、契約社員や派遣社員でも「安定継続した収入がある」と判断されれば審査に通過できる見込みは出てくる。
勤続年数長いほど有利。転職したての場合でも、1年程度は待てればベター。
年収高いほど有利ではあるが、収入と返済額のバランスがとれていれば低くても審査には通る見込みが出てくる。
自宅の居住形態持ち家であるほうが有利。
返済負担率年収に対する年間返済額の割合。一般的には25%以内であれば無理なく返済が可能とされる。そのため、借入により25%を上回る場合は審査に通りにくくなる可能性もある。
信用情報過去にカードローン、クレジットカードで延滞・滞納をしたり、トラブルを起こして強制解約になったり、債務整理をしたりした場合は要注意。
フリーローンの審査でチェックされる項目

5:契約

本審査に通過したら連絡が来るので、契約を結びましょう

多くの金融機関では、Web上で契約手続きを済ませられます。指示に従い、必要事項の入力などを行いましょう。

契約手続きが完了したら、指定した銀行口座に借入額が入金されます。

あとは、返済計画に従い、期限通りに返済しましょう。

フリーローンの審査に関してよくあるQ&A

  • Q
    フリーローンの審査時間はどれくらい?
    A
    フリーローンの審査時間は基本的に2週間程度かかります
    金利がカードローンやキャッシングより低いこともあり、金融機関も提出された情報をもとに綿密な審査を行うためです。

    カードローンやキャッシングのように、短期間で借入ができるわけではないので注意しましょう。

    まとまったお金が出ていく用事のためにフリーローンを使いたいなら、できるだけ早めに手配を進めるのをおすすめします。
  • Q
    仮審査と本審査の違いは?
    A
    フリーローンにおける仮審査と本審査の違いを端的にまとめると以下の通りです
    仮審査とは、希望者から提供された情報をもとに返済能力と信用情報を調査し、融資の可否および上限額を決定するものです。

    本審査とは、仮審査の内容をより深く詳細に確かめることで、書類の提出や属性情報の詳細確認などがおこなわれます。仮審査よりも厳密におこなうため、ローンの種類によっては時間を要することもあります。

    仮審査を通過したのであれば、本審査にも通る可能性は高いです。ただし、何らかのトラブルにより本審査に通過できないケースもあるため、100%大丈夫とは思わないようにしましょう。
  • Q
    審査の甘いフリーローンはある?
    A
    審査の甘いフリーローンはありません
    フリーローンも銀行法や貸金業法に基づき提供される商品である以上、関連法規にのっとり厳密に審査を行う必要があります。

    しかし、金融機関によって審査基準に多少の差はあります。
    そのため「Aという金融機関のフリーローンの審査には通らなかったものの、Bという金融機関で申込をしたら審査に通った」というのは珍しくありません。
    それでも「これなら誰が申込をしても審査に通過できる」というフリーローンは存在しないでしょう。

フリーローンを利用する以上、審査は必須であり、簡単に通過できるわけではないので、最善の準備をしてから申込しましょう。

監修者コメント

家計の相談・マネーセミナー講師・CFP

お金を借りるときは、余裕をもって準備をしましょう

フリーローンよりカードローンのほうが金利が低い傾向がありますが、一般的にフリーローンは審査に数日から2週間程度かかります。また、カードローンのなかでも銀行カードローンのほうが金利が低い反面、消費者金融カードローンよりも審査に時間がかかります。このように、審査が短いローンほど、金利は高くなる傾向があるため、大きな支出が見込まれるときは、なるべく金利の低いフリーローンで準備できるよう、早めに対策をたてておくことが大切です。

※レイクのサービス内容について
社名:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09

貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
 ※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
 ※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長5年・最大60回
 ※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。

無利息に関して
・Webで初めてお申込みで60日間無利息
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
 ※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
 ※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。